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日記

2026-03-09 17:05:00

大阪の華、加古川に舞い降りる

大阪の華、加古川に舞い降りる

その日は、店内の空気が一瞬にして「パッ」と明るくなりました。 暖簾をくぐって現れたのは、大阪からお越しになった美しき四人組の女性客。その圧倒的なオーラに、一瞬「ここは心斎橋か、はたまた北新地か」と錯覚しましたが、間違いなく加古川でございます。

お話を伺えば、なんと神戸の飲食店でお隣に座った女性から、 「加古川に『朝熊』という店がある。そこへ行かぬは一生の不覚」 ……と(おそらくこれくらいの熱量で)猛烈にプッシュされたとのこと。

見ず知らずの誰かが、熱く語る店。 その期待をパンパンに膨らませ、わざわざ県境(といってもお隣ですが)を越えて足を運んでくださったのですから、店主の背筋も自然と伸びるというものです。

「いのしし」を巡る、美しき格闘

さて、食通の皆様が選ばれた本日の主役は、当店の名物「いのしし鍋」。

猪肉といえば、野趣あふれる「漢(おとこ)の料理」というイメージがあるかもしれません。しかし、目の前の麗しき女性たちといのしし鍋の対面は、まるで映画のワンシーンのよう。 「お口に合うだろうか……」と、珍しく私が内心ドキドキしながら見守るなか、運命の一口目。

「……美味し〜い!!」

その一言で、私の緊張は春の雪解けのごとく消え去りました。 そこからはもう、怒涛のグルメ談義の始まりです。大阪の女性らしい、テンポの良さとユーモア。美味しいものを知り尽くした彼女たちの会話に、私もついつい引き込まれ、気づけば猪も驚くほどの「美食のデッドヒート」が繰り広げられました。

地酒が繋ぐ、大人の遠足

さらに、宴に華を添えたのが、地元・加古川が誇る岡田本家酒造さんの日本酒です。 「このお鍋に合うお酒を」とお出しした一杯に、皆様ふたたび舌鼓。

「加古川に、こんなに旨い酒があったん?」

そんな嬉しい驚きの声が響きます。 滞在時間は3時間。人生の長いスパンで見ればほんの一瞬ですが、笑い、語らい、猪を喰らう。その密度たるや、加古川の濃縮スープにも負けないほど。

皆様は帰り際、「これから酒蔵に寄って帰るわ!」と、颯爽と岡田本家さんへと向かわれました。その足取りの軽やかさは、まさに「美味しいもの」がもたらす魔法の力。


店主より、愛を込めて

大阪の華やかな四人組様。 遠路はるばる、そして期待という重圧(?)を抱えてのご来店、本当にありがとうございました。 皆様が帰られた後の店内は、まるで祭りの後のような心地よい静寂に包まれ、ほのかに猪鍋のいい香りと、皆様の明るい笑い声の余韻が残っておりました。

また「美味しいもの」が恋しくなったら、いつでも加古川まで羽を伸ばしにいらしてください。 次なる獲物(メニュー)を揃えて、お待ちしております。